ドイツHAZET 工場紹介

ドイツHAZET 工場紹介

ドイツHAZETの工場紹介

 

HAZET 工場紹介

HAZET JAPAN公式サイトの中でひっそりと投稿しているブログ愛読者のコアなHAZETファンの皆さんでも工場について詳しい方はいないのではないでしょうか。

というわけで今回は更にマニアックになっていただくためにHAZETの工場をご紹介していきます!

HAZETは現在ドイツ国内に4つ工場を所有しています。それぞれ役割が異なっているため製造されている商品も違います。第一・第三・第四工場がレムシャイドという町にあり、第二工場だけ車で1時間強離れたハインスベルクという町にあります。その都合上、本ブログの一番最後に紹介します。

 

先ずは第一工場

ここがHAZETの本社となっており社屋に工場が隣接しております。ドイツらしい落ち着きのあるアースカラーにHAZETブルーが際立っていました。

こちらの工場では鍛造・切削加工・熱処理加工が行われており、プライヤーやレンチ類が製造されています。

定評のあるHAZETの鍛造技術の全てがここにあります。大小2台の鍛造機械があり、そこで熟練の職人が熱した鋼材を成形していきます。鍛造時には大きな圧力がかかるため、耳栓が必須となるほど大きな衝撃音が発生します。

その後、型から抜かれ細部の形成や磨きあげが行われていきます。鍛造型も自社内で製造・修正を行い、短サイクルで交換しながら現寸法の厳しい管理が行われています。精度の確認は勤続数十年以上の大ベテランが行っており、その卓越した能力から現場では“ホークアイ”と呼ばれていました。

(レンチ製造工程の詳細についてはこちらのブログで紹介しています)

本社にはオフィスの他に600㎡の広々としたショールームがあり、初期の頃から最新の工具まで数多くの製品が展示されており、さながら博物館のようでした。

 

続いて第三工場

 

hazet第三 hazet第三

160STや179Nといったツールトローリーが製造されています。

引き出しタイプのツールトローリーは大まかに以下のような工程で製造されます。

鉄板のカッティング>鉄板の曲げ加工>本体外枠の溶接・組み立て>塗装>引き出やシャーシ等パーツの取り付け

このうち2番目の折り曲げ加工までは、機械による自動化が進んでおり人の手を介すことはほとんどないのですが、それ以降の工程は機械との協同作業となっています。しかも人間が補助的に作業をしているというよりは、むしろ職人が手作業で仕上げている部分が大きくHAZETがいかに品質を重視しているかが伝わるかと思います。

このうち2番目の折り曲げ加工までは、機械による自動化が進んでおり人の手を介すことはほとんどないのですが、それ以降の工程は機械との協同作業となっています。しかも人間が補助的に作業をしているというよりは、むしろ職人が手作業で仕上げている部分が大きくHAZETがいかに品質を重視しているかが伝わるかと思います。

 

第四工場

ここではトルクレンチの組み立て・検査及び修理校正が行われています。

第一工場で製造された部品が運ばれてきて組み立てられ、レーザーによる品番やシリアルナンバーの刻印が終わった後、耐久性・トルク値の検査をします。

工場内では全てのトルクレンチがバーコードで管理されており検査が終わっていないものや不合格の製品が誤って出荷されることが絶対にないシステムとなっております。ここでも多くのOEMモデルが生産されており、ツールトローリーとともに多くの企業から高品質を評価されていることが実感できました。

hazet第四

 

最後に第二工場

ソケットの冷間製造、レンチ類含む生産品のメッキ仕上げ、ラチェットレンチの組み立てなどの最終工程が行われていることに加え、物流拠点となっており他工場で製造された製品が全てこの第二工場に集まってきます。ソケットはレンチ類とは違い鋼材を熱することなく成形が可能な冷間鍛造という方法が採用されています。熱間鍛造と比較し生産性が高い他、表面の仕上がりが滑らかになるとされています。ラチェットなどパーツの組み立ては機械で行われていると思われているかもしれませんが、HAZETではこの作業も職人が一つ一つ丁寧に行っています。

メッキ仕上げ、ラチェットレンチの組み立てなどの最終工程が行われていることに加え、物流拠点となっており他工場で製造された製品が全てこの第二工場に集まってきます。ソケットはレンチ類とは違い鋼材を熱することなく成形が可能な冷間鍛造という方法が採用されています。熱間鍛造と比較し生産性が高い他、表面の仕上がりが滑らかになるとされています。ラチェットなどパーツの組み立ては機械で行われていると思われているかもしれませんが、HAZETではこの作業も職人が一つ一つ丁寧に行っています。

私たちもお客様によりご満足いただけるようサービスの改善に努めてまいります。

hazet第二

 

最後までご覧いただきありがとうございました。製品・ブランドの背景を知っていただくことで所有されるHAZET工具への愛が深まると嬉しい限りです。

 

ブログに戻る